“京都人”が愛する「今井食堂」の『さば煮』
緊急事態宣言中で“外飲み”ができないので、上賀茂神社のすぐ近くにある「今井食堂」の“さば煮”をテイクアウトしました!
「今井食堂」は、上賀茂神社の入口から数分のところにありますが……。最初は通り過ぎます💦
「今井食堂」の歴史は古く、40年?50年?ほど前から既に“さば煮”が名物の食堂として有名だったそうで、地元の人や近くにある京都産業大学の学生さんが足繁く通ったとか。
そんな地元の方々に愛される「今井食堂」も、次第にその美味しさは地元から京都市内、日本国内、海外にまで広がり、コロナ禍前には国内外の観光客の方が訪れるほどの超有名店に。
それなのに営業時間は11時〜14時の3時間‼︎ コロナ禍前は常に長蛇の列ができていたそうです。
ちなみに、土日祝日は近所迷惑になるからと、テイクアウト限定だったとかなかったとか。
新型コロナウイルス感染症が感染拡大した昨年春からは、時期によっては店内飲食もできたようですが、少なくとも今は9月末まで連日テイクアウトのみの営業です。
(お店の方はテーブルとテーブルにかかる暖簾より奥で対応されます)
“さば煮”がメインの『おすすめ定食』と『さば煮定食』
「今井食堂」メニューは『おすすめ定食』と『さば煮定食』の2種類のみです。
・おすすめ定食(ご飯、お漬物、お味噌汁付き 770円)
さば煮(1切れ)、チキンカツ、コロッケ、玉子焼き
・さば煮定食(ご飯、お漬物、お味噌汁付き 720円)
さば煮(3切れ)
テイクアウトは、この2種類をお弁当にしたもので、お味噌汁の代わりにおかずが増えます。
前に『さば煮弁当』をテイクアウトしたときはチキンカツと大根煮と厚揚げが入っていました。
そして、今回、持ち帰ったのはお弁当ではなく……“さば煮”単品です!
オーダーごとに腹身、胴、尾の3切れを煮汁と一緒に密封してもらえるので熱々です。
3日間かけて作る“さばの炊いたん”
”さば煮”といえば、地域によって味噌煮、生姜醤油煮など、いろいろ思い浮かべると思いますが、「今井食堂」の”さば煮”は生姜風味控えめな醤油煮です。
写真の通り、表面だけでなく全体が真っ黒なので、一見すると醤油の味が濃そうな……。
ご安心ください!
中までしっかりと味がしみているのにまったく濃くありません。
どちらかといえば、あっさりしています。
煮汁をつぎ足しながら3日間炊くそうなので、なぜ味が濃くならないのか不思議です💦
しかも骨まで柔らかくなっているので、骨も気にせずに食べることができるんですよ。
ちなみに……“京都人”は煮炊きした料理は、小松菜と油揚げの煮物であれば「小松菜とお揚げの炊いたん」「小芋の炊いたん」などなど「◯◯の炊いたん」と言います。
行動規制がなくなり、旅行が当たり前にできるようになれば、ぜひ、“さばの炊いたん”を食べに「今井食堂」に来てください!
ただし、店内飲食が復活すれば長蛇の列は間違いなし。
テイクアウトもその列に並ばなければならないので、十分に余裕を持ってきてくださいね。
DATA
住所:〒603-8065 京都府京都市北区上賀茂御薗口町2
営業時間:11時〜14時(9月末まではテイクアウトのみ)
定休日:水曜日
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