レインリリーはゼフィランサスの別名です!
夏が終わりを告げる頃、私の好きな花が咲き始めます。
それは「ゼフィランサス」です。写真のような白い花、見たことはありませんか?
「ゼフィランサス」は、南北アメリカを中心に約70種が分布するヒガンバナ科の球根植物です。
雨が降ると一斉に開花することから「レインリリー」とも呼ばれています。
美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されており、日本にも多くの品種が流通している「ゼフィランサス」。
なかでもよく目にするのが写真のタマスダレ(Zephyranthes candida)です。
タマスダレはペルーを原産とする「ゼフィランサス」の品種のひとつで、8月の終わりから10月にかけて開花します。
ちなみに、タマスダレというのは和名で、白いつぼみが玉のように見えることと、細い茎がたくさん並ぶ姿が簾(すだれ)を連想させることから名づけられたとか。
タマスダレの増やし方
タマスダレは耐寒性があり、しかも丈夫なことから、花が咲き終わった後もそのまま放置しておくだけで、毎年、綺麗な花を咲かせてくれます。
しかも、タマスダレは花が咲いている間に新しい根を生育させるので、手を加えなくても次第にテリトリーを拡大。
そのため、花壇や芝生の縁取りなどとして植えられることが多いようです。
種でも増やせるのでお裾分けにも最適なんですよ。(*種はすぐに植えましょう!)
そして、もしも、「今年は花があまり咲かないな」と思ったならば、翌年の春、優しく球根を掘りあげ、根の絡みを解いてから株間を空けて植え直ししてみてください。
そうすれば、秋には再び次々に花が咲くようになるはずです。
また、植え替えの時に大きな球根の周りに小さな球根ができている(分球)ようならば、そっと小さな球根をはがせば株分けすることも可能です。
タマスダレを毎年楽しみたいならば、鉢植えの場合は3~4年に一度、地面に直接植えている場合でも4~5年に一度は植え替えすることをお勧めします!!
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