私の本業は“フリーランスライター”です。
経営者や大学教授、技術者など、様々な方のインタビュー記事、対談や座談会形式での複数人に対してのインタビュー記事、そして、セミナーや講演会の内容をまとめるなど、雑誌に掲載される記事を中心に書いています。
カメラマンや編集者さんに同行してもらえる時も仕事内容によってはありますが、基本的にはインタビューから写真撮影まで私ひとり!
今回は、取材時に必要な“仕事道具”のなかから「絶対に忘れてはいけない物」を紹介します!
忘れてはいけない物No.1は『ICレコーダー』
取材時の持ち物は、取材内容によって多少の違いはありますが、ある程度は決まっています。
どれを忘れても困りますが、気づいた瞬間に血の気が引くのは『ICレコーダー』です!
私たちライターは取材後、基本的には自分で録音データから人の言葉を聴き取り、その内容を文章に書き出す作業、“文字起こし”を行います。
インタビューや座談会の場合は、私自身が質問しているのでメモから原稿を書くこともあります。
でも、講演会やセミナーの内容を指定された文字数にまとめる「まとめ記事」を作成する場合は、まずは講演者が話すことを一言一句を書き出すのが大前提です。
それなのに『ICレコーダー』を忘れたら……。
突然、故障して録音ができなかったら……。
考えただけでも冷や汗が出てきます💦
そんな最悪なことが起こらないよう、最近は、3台を持って行くことにしています。
KENWOOD MGR-A7-B
一番の愛用品は[KENWOOD MGR-A7-B]です。
・狙った音を美しく捉える、高純度録音。
KENWOODより引用
・録音時の臨場感まで再現する高音質再生。
・ソロやバンド演奏でセルフ録音を楽しむ。
・鳥のさえずりやレーシングカーの音を収集する。
・会議やインタビューを確実に記録する。
・ヒアリングなど語学学習に活用する。
とにかく音がきれい!
「声が割れて何を言っているのかわからない」
「声がこもって聴き取れない」
そんなストレスがほとんどありません。
本体上部にセンターマイクとL/Rの2つのマイク、計3つのマイクを内蔵。
用途に合わせて「モノラル」「ステレオ」「3マイク録音」の3つのモードが選べます。
「3マイク録音」にすると、センターマイクが加わる分、前方の音をメインに拾うようになり、周囲の雑音を拾いにくくなります。
インタビュー時はもちろんのこと、講演会やセミナー、座談会の録音にも最適。
私は「3マイク録音」の一択です!
ただし、[KENWOOD MGR-A7-B]は2008年2月に発売された商品で、すでに生産完了商品💦
壊れる気配はありませんが、充電池の減りが早くなったことに若干の不安が……。
とにかく1日でも長持ちしてくれるよう、大切に使っています。
SONY リニアPCMレコーダー PCM-A10
[SONY リニアPCMレコーダー PCM-A10]は予備用に3年ほど前に買いました。
小型・軽量ながら高音質。ハイレゾ録音・再生に対応し、可動式マイクでシーンに合わせた録音が可能
SONYより引用
[KENWOOD MGR-A7-B]を片手に、大手家電店で「これと同じ音質で録音できるのは?」と迫っただけあって、かなり音がきれいです。
ノイズを軽減して録音する「録音フィルター」
シーンに合わせて録音モードやマイク感度が選べる「シーンセレクト機能」
など、機能も盛りだくさん!
ただ……機能があり過ぎて使いこなせていません💦
現時点では予備用として使っています。
Auto Memo
最後の1台は[Auto Memo]です。
[KENWOOD MGR-A7-B]と[SONY リニアPCMレコーダー PCM-A10]の録音データは、パソコンとそれぞれの機器をケーブルでつないで読み込みます。
一方、[Auto Memo]はWi-Fiで自動的にクラウドへ転送。
本体には音声の再生機能はないので、スマホにダウンロードした専用アプリで音声確認します。
あらかじめメール設定しておけば、クラウド転送終了と同時に、パソコンにも音声データが届きます。
愛用品に予備まであって、なぜ3台目?
実は、[Auto Memo]は録音した音声ファイルを自動でテキスト化できるボイスレコーダーなんです。
AIを使った自動テキスト化
専用アプリで、音声を文字に自動変換します。 高性能な音声認識技術を使っているので、高い精度で文字にできます。手作業での面倒な文字入力を減らすことができます。
テキスト化の精度は音声の録音環境により変わります。
本体を話者からできるだけ近く(1メートル以内)に置き、はっきり話すことでテキスト化の精度が上がります。
Auto Memoより引用
先にも書きましたが、取材後、原稿を書く前にしなければならないのが“文字起こし”です。
これって、プロの方がいるくらい、かなり手間がかかる作業です。
それをAIが代わりにやってくれるーー。なんて便利になったんでしょ♪
インタビューの録音であれば、かなり正確に文字変換してくれます!
でも……。
残念ながら、講演会、セミナーは無理でした⤵️
「話者からできるだけ近く」と注意書きに書かれているので仕方ないことです💦
ちなみに、購入した人は打ち合わせや商談で使っているそうですよ。
分けて持つのも忘れない秘訣!
[KENWOOD MGR-A7-B]と[Auto Memo]の2台はお気に入りのCOACHの小物入れに。
[SONY リニアPCMレコーダー PCM-A10]は予備としてペンケースに入れています。
さすがにCOACHの小物入れとペンケースの両方を忘れることはないですからね(笑)
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